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火渡
「まず皆にはこれを持っていて欲しい。」
と火渡が言うと咲哉が何処からかアタッシュケースを4つ取りだし一達が座っているソファーの前にある机の上に並べ、鍵を外す。
と、その中には……
一
「これは……」
???7
「デュエルディスク……」
一と無口の少女がそう呟く。
少女が呟いた通りアタッシュケースの中には少し丸みがかったデュエルディスク。
所謂、アカデミア型デュエルディスクと言われているデュエルディスクがそれぞれふちを、緑、赤、青、桜、紫、金色にカラーリングされてアタッシュケースに2つずつ入っていた。
???6
「これを私達に預けてどうすればいいんですか?」
と桜色の髪の少女が問い掛ける。
咲哉
「いい質問ですね。貴方達には、今日から生徒治安維持委員会、通称“ジャジメント”と名乗って頂きます。」
剣
「ジャジメント?何をするんだ?」
咲哉の言葉に疑問を得た剣は問い掛ける。
火渡
「学園内及び市内で発見したグールズの確保及び不正デュエルをしている者達の確保だね。」
と火渡は剣の質問に的確に答える。
間
「そうか…。だから、学園内でも優秀な者達を集めたのか…。」
咲哉
「そうです。ここにいる人達は中等部時代の成績優秀者及び入学試験で優秀な成績を残した人達から選ばれた7人です。」
咲哉の言葉に一達は当然とでも言わんばかりに胸をはり、桜色の髪の少女と無口な少女は顔を見合わせて本当に?と顔に出している。
だが……
華林
「副学園長、お言葉ですがその理由ではあの落ちこぼれがここにいる理由にはならないのでは無いですか?」
華林は龍に指を指しながら咲哉に問う。
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