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美穂はなぜか今朝、早くに目が覚めた。
時間は…6時30分…
「…早く起きすぎちゃったな…」
いつも敦に起こしてもらっているが今日は敦が来るより早く自分で起きたことが不思議と誇らしかった。
部屋を出て隣の部屋をのぞくと双子の姉の美樹がすぅーすぅーと寝息をたてている。
扉を閉め、階段を下り、台所へ向かうと母はすでに料理を始めていた。
いつもより早い美穂の登場に母は少し驚いていた。
「美穂ちゃん、今日は早いのねぇ…。もしかして学校でなにか行事があったのを私が忘れてたとか…??」
母が不安げに美穂を見た。
「ううん、なんにもないんだけどなんか目が覚めちゃって…」
「ならよかったわ!!」
母の不安げな顔が一瞬で吹き飛ぶ。
「早起きは三文の得っていうでしょ??せっかくだから美穂ちゃんも朝ご飯一緒に作る??」
「うん!!」
美穂は元気に返事をして、母と一緒に料理を作り始めた。
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