桜の舞う季節に…

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桜の木の下には誰かがいた。 一人の少年だった。 ―誰だろう!? 私は恐る恐る近づいた。 「すみません。」 「はい。何ですか?」 きれいな顔立ちだった。 鼻筋が通っており、目がクリッとしている。 「どなたですか?」 「彼方って言います。15です。」 「私も15!同い年だね。タメでいい?」 「うん。あなたは?」 「私!?遥香。よろしくね。」 「よろしく。」
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