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大した話じゃない不思議な話
俺が小学校三年生ぐらいのときの話。
その時は晩飯時で家族はみんな2階の居間でご飯を食べていた。
俺は風呂入ってからご飯食べようと思って、一人で一階の風呂に入っていた。
ドアはスライドしながら半分になって右に行くタイプのドア(わかるかな・・)
すりガラスが入っていて向こうは良く見えないようになっている。
で、湯船に浸かりながらボーっとしてた。なんとなくだったか、物音がしたからだったか忘れたけど、ドアのほうを見た。
そしたら、ドアの向こう側から一本の手がニューっと出てきた。ドアから手が出てきたんじゃなくて、ドアの向こう側。
すりガラスでぼやけながらも見えてて「また姉ちゃんがイタズラにきたんかいな。」とか思ってジーッとみてた。
手はすりガラスで止まり、人差し指と中指と薬指の三本を立てて、グッとすりガラスを押す。
ガチャッと音を立てて風呂場のドアが少しだけ開いた。
それに満足したのか、なんなのか。手はスーッと向こう側へ戻っていった。
「なにがしたいんやろう。」
と思いながらも、どうでもよかったのでそのまま体洗って、風呂から上がった。
なんとなく胸の中で消化し切れてなくて、妙な違和感を感じた事を記憶している。
ホカホカの体で居間に行くと、みんなはTV見ながら夕食を食べてた。
「さっき風呂に誰か来た?」
と聞いてみるも、だれも行ってないとのこと。
???と思いながらも、まぁいいかと思って、飯食って寝た。
あんまりおもしろい話でもなかったね。わかりずらくてごめんよ。
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