アーマード・コア2

2/3
前へ
/52ページ
次へ
満を持して、遂にPS2へとハードを移したアーマード・コア。 前三作の出来を顧みれば、ナンバリングを「2」に改めたこのタイトル、各界のゲーマーに絶賛されることは明らかでしょう。コーラを飲めばゲップが出るくらい間違いないでしょう。 誰もがそう考えていました。そう、実際蓋を開けてみるまでは……。 結論 いっ、今までのACじゃねェーーッ!! まず一番の大きな違い……それは新機能、オーバード・ブースト(OB)です。ボタンを押すと、コア後部が開いてエネルギー充填、その後700km/h越えの超加速でカっとんでいく、素敵な装備です。 これは解除時に移動しないでいると、加速が残るのでその間に旋回したり、地上ならば歩いたり出来ます。この「OB余剰」を活かしたテクニックを使えば、回避などに役立てられます。 しかし、問題はやはりバックブースター(BB)……。 新たに設けられた「エクステンション」に装備出来るコイツは、先のOB余剰と同様、平行移動と組み合わせる事で回避に非常に役立ちます。 ただ、非常過ぎた! 当時のBBはリロードがなく、異様な速度で切り返しを行うことが出来ます。今で言うクイックブーストに近いものがあるでしょうか。 しかも、その速度が軽量機でも重量機でもあまり変わらない事も問題に……。お陰で大会は、BB重二やBB重逆の独壇場と化し、軽量機は理不尽な苦戦を強いられる羽目に。 やっちゃった。 また、操作感覚も全体的に重くなってたり……。 実際のところ、PSACと速度はそう変わらないらしいのですが、表示フレーム数が22から60に変わってしまったせいで、スピード感がなくなり"モッサリ"した機動になってしまったようです。 加えて、PSACでよく効いていた慣性がほぼ抹消。 ブーストを止めればすぐ止まり、落下中だろうが吹かせばすぐ上昇。うわ。 あと熱(この頃は正直地味)などの仕様変更が響いたのか、昔からのユーザーにはアレ?な評判に……。 でも、NXとかNBとかと比べたらマシなんだよなあ(遠い目)。 ●STORY 舞台はいきなり火星、対立するジオ社とエムロード社。LCCの影で暗躍するフライトナーズ。謎の生体兵器、ディソーダー。そしてレオス・クラインの意思とは……。 纏めるとまあ、こんな感じよ。そもそも70年くらい経ってるし、ムラクモも名前程度は出るけどさあ。 つかぶっちゃけ、主人公よりクラインの方がイレギュラーっぽくね?
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

118人が本棚に入れています
本棚に追加