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満を持して、遂にPS2へとハードを移したアーマード・コア。
前三作の出来を顧みれば、ナンバリングを「2」に改めたこのタイトル、各界のゲーマーに絶賛されることは明らかでしょう。コーラを飲めばゲップが出るくらい間違いないでしょう。
誰もがそう考えていました。そう、実際蓋を開けてみるまでは……。
結論 いっ、今までのACじゃねェーーッ!!
まず一番の大きな違い……それは新機能、オーバード・ブースト(OB)です。ボタンを押すと、コア後部が開いてエネルギー充填、その後700km/h越えの超加速でカっとんでいく、素敵な装備です。
これは解除時に移動しないでいると、加速が残るのでその間に旋回したり、地上ならば歩いたり出来ます。この「OB余剰」を活かしたテクニックを使えば、回避などに役立てられます。
しかし、問題はやはりバックブースター(BB)……。
新たに設けられた「エクステンション」に装備出来るコイツは、先のOB余剰と同様、平行移動と組み合わせる事で回避に非常に役立ちます。
ただ、非常過ぎた!
当時のBBはリロードがなく、異様な速度で切り返しを行うことが出来ます。今で言うクイックブーストに近いものがあるでしょうか。
しかも、その速度が軽量機でも重量機でもあまり変わらない事も問題に……。お陰で大会は、BB重二やBB重逆の独壇場と化し、軽量機は理不尽な苦戦を強いられる羽目に。
やっちゃった。
また、操作感覚も全体的に重くなってたり……。
実際のところ、PSACと速度はそう変わらないらしいのですが、表示フレーム数が22から60に変わってしまったせいで、スピード感がなくなり"モッサリ"した機動になってしまったようです。
加えて、PSACでよく効いていた慣性がほぼ抹消。
ブーストを止めればすぐ止まり、落下中だろうが吹かせばすぐ上昇。うわ。
あと熱(この頃は正直地味)などの仕様変更が響いたのか、昔からのユーザーにはアレ?な評判に……。
でも、NXとかNBとかと比べたらマシなんだよなあ(遠い目)。
●STORY
舞台はいきなり火星、対立するジオ社とエムロード社。LCCの影で暗躍するフライトナーズ。謎の生体兵器、ディソーダー。そしてレオス・クラインの意思とは……。
纏めるとまあ、こんな感じよ。そもそも70年くらい経ってるし、ムラクモも名前程度は出るけどさあ。
つかぶっちゃけ、主人公よりクラインの方がイレギュラーっぽくね?
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