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記念すべき、初代アーマード・コアです。
基本的なシステムなどはこの時点で完成されており、複数のパーツを自在に組み合わせ、自分だけのロボットで戦うという触れ込みのもと、多くのファンを生み出しました。そして多くの信者を生み出しました。
今となってはプレイ経験のある方も少なく、荒削りな面、最近の美麗なグラフィックと比べると見劣りする面なども、流石にあります。
しかし、かといってプレイする価値が無い訳では全くありません。
むしろ今やっても十分楽しく、豊富かつバラエティーに富んだミッションは、逆に新鮮に感じるかも知れません。アリーナこそありませんが、徐々にレイヴンランクを上げていく楽しさは初代特有のものがあります。
また、メールによる世界情勢の連絡や、ミッションで倒すとランクから消えていくランカーなど、細かな点も意外なほど充実しています。
今やってみると、改めて楽しめることでしょう。そして昔からのプレイヤーは、ある意味で驚かされる事もあるでしょう。
よ、よくこんな機体で戦ってたな、俺……。
●STORY
主人公は新人のレイヴンとなって、例のトラウマ試験を突破し、レイヴンとしてカツカツ食えるまでに成長していきます。
ミッションを順調にこなしていく中、やがて企業間の抗争は過激化し、それに巻き込まれていく主人公は……というのが大まかな流れです。
ACの舞台は地下世界という事で、全体的に暗めなステージが多めです。もともと処理能力の都合上、遠くの景色を表示することが出来なかったため、苦肉の策としてこうしたと言われますが……それが逆にダンジョン探索のような、独特の雰囲気を醸し出しています。
ストーリーは実質、あってないようなもので、プレイヤーの考証に委ねられる部分が大きいです。
と思ったら、後々設定資料やら公式小説やらが出てきたりして、色々固まって来ちゃったり。キャラクターの顔が一切出てこないなど、妄想の余地が大きいのも、ACの魅力の一つだと思うのですが……。
●キャラクター紹介
○ロスヴァイセ(ヴァルキュリアC)
市街地襲撃でいきなり登場しては、マシンガンと見紛わんばかりの改造スラッグガンでこちらを鉄屑にしてくる、トラウマランカーの彼女。
初めて戦うランカーACがトップクラスのレイヴンというのは、後のシリーズにも無い展開です。試験時のシュトルヒ二機といい、フロムは初心者に優しくない企業です。
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