アーマード・コア マスターオブアリーナ

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PS系最後になるこの作品。 ディスク二枚組で発売され、タイトルが示す通り、アリーナに重きが置かれています。 特徴としては、ストーリーとアリーナがリンクして、アリーナの参加を止められたり、ランクを上げる必要があったりします。また、ディスク2を丸々アリーナ専用にして、膨大な数のランカーと戦えたり、そして自分でランカーを作れるカスタムアリーナが出来たりというのも売りの一つです。 最初から二枚組なのは、画面分割対戦を1タイトルだけで可能にするという目的もあるなど、当時の対戦熱の高さを意識したものともなっています。 PS三部作の最後を飾るに相応しい、豪華な内容と言えるでしょう。 ……と言っても、人間が作るものに完璧など無いわけで。 まずディスク2のEXアリーナですが、合計でなんと109体ものランカーと戦えます。 しかし、ただ数が多くても労力が増えるだけであって……。勿論、戦ってて面白い相手もいますが、大半は安直な強化違反機でロジックもまちまちだったり、似通ったアセンだったりします。正直、作業感が拭えません。特にゲストアリーナはいらねぇ。 また、パーツ性能に関してもアレ?と思う箇所が多々あります。 前作の新パーツである緑ライフルやオカモチなどは軒並み弱体化しており、特に緑は見る影もなく……。ガンダム頭や指は良調整だと思うのですが、何故下げたしと思わざるを得ない物も幾つかあります。 そして、ガチで使える武器が減ってしまった事も残念です。 どうしても最強の固め武器HG1や、最強の削り武器Eマシに頼ったアセンが多くなるのは確かで、これらに対処するには戦術を練り込まねばなりません。 D0コアやTR-0など、下位互換パーツを完全に食ってしまう新パーツも問題だったり。 ただ、まだ努力でひっくり返せるレベルではあるので、禁止にするようなパーツはありません。PPほどのバランスはありませんが、それでも評価は高いようです。 何だかんだ言って、面白いパーツも多いですしね。 ●STORY 小説も出ているせいか、他作品より設定がかなり固まっています。 主人公はナインボールにテロリストごと家族を殺され、復讐のためレイヴンを志します。そこでラナ・ニールセンと出会い、ミッションをこなすうち、ネストの真実について触れていき……。 どうでもいいですが、途中ラナから別れのメールが届いた時、猛烈に悲しかったのは私だけですか?
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