♦蜜壺♦

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  誰よりも早く逢いたくて 1秒が勿体なく過ぎてゆく 貴方の姿を見つけた瞬間 私の鼓動は高鳴り始め 自然と心も高揚する 微笑みをもらす貴方 戸惑いながらも 視線がぶつかり 吸い込まれるように もう…貴方を離せない 甘美な誘惑に捕われて 激しく唇を重ねながら 甘く囁く貴方の言葉は 程よく痺れる麻薬のように… 貴方の言葉に… 貴方のKissに… 貴方の吐息に… 私は堕ちてゆく…… もう誰にも触れないで…… 貴方が侵蝕する心は 幸せな心地よさを奏で すぐ傍に居る貴方と このままずっと永遠に 狂おしく乱れる貴方を 深く… 誰よりも深く… 私に刻み込んで…… 溢れ出す甘い蜜に誘われて 飢えた私は求めて止まないの 貴方を濡らして導いて 艶めかしく絡み付いて もう…貴方は離れない 抱いて… 壊れる程抱いて… 抱きしめて離さないで…… 心の渇きが満たされた 夢心地のまま眠りにつく… 甦る鮮明な記憶と 乱れた眠りの残骸が 虚な瞳に生々しく映り また身体が火照り出す 私だけを貴方色に染めて 天使がくれた貴方という存在 初めて感じる独占欲が 私の全てを支配する 私だけを見て欲しい… 私だけに触れて欲しい… 私だけに囁いて欲しい… 貴方の身体に心に 私は深く堕ちてゆく もう誰にも触れないで……  
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