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「あら、ちょうど三人揃ってるわねぇ またお仕事をお願いしたいんだけど♪」
三人が店に入ると待っていたかのようにママが声をかけてきた
「え、どんなお仕事ですか?」
さくらはいぶかしげな表情を浮かべながら聞き返す
「ど~せ しょうもない仕事に決まってるにゃ~」
ニャニャと薄笑いを浮かべながら黒はつぶやいた
「あら、さくらちゃんご機嫌ななめなのねぇ?
人に会いに行くだけの簡単なお仕事よ」
「人に… ですか…」
お腹がすいている真一は話も興味無くただただ目の前にあるツマミを食べたくてウズウズしている
「どんな方なのですか?」
ママ
「う~ん、私も詳しくは知らないんだけどね
組織に昔から協力してくれてる修験者なんだけど
3ヶ月前から連絡がとれなくて」
サクラ
「組織の方が直接行かれたのでは無いのですか?」
ママ
「なんかね、みんな帰って来ないみたい」
クロ
「ほら、何かあるにゃ」
サクラ
「つまり…
組織のエージェントが何人も行方不明になった先に
私達三人で調べる…
こんな感じでしょうか?」
ママ
「そそ、さすがにさくらちゃんは理解が早いはねぇ
しんちゃん わかったかしら?」
シン
「そりゃ、俺でもわかりますけど…
組織のエージェントが帰ってこないなんて危なくないですか?」
ママ
「大丈夫よん、これあるから」
サクラ
「これは何ですか?」
ママ
「この赤いのは護符でね、使うと一定期間物理的、精神的攻撃が防げるみたい
こっちの黒いのは通信符で… なんか次元通信も可能みたい
だから何かあったら無理をしないで帰ってらっしゃいな」
シン
「ママ… みたいって… 本当に大丈夫なんですか…」
ママ
「さくらちゃんもくろちゃんもいるじゃない」
シン
「まぁ、そうですけど
それで出発はいつから」
ママ
「今夜からお願い♪」
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