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その時俺は尋常では無い程に困惑した。
しかも少女は体中から、絶え間無く、血を流している。
俺は急いでキャンプの
ベッドの上に彼女を乗せ布団を掛けた。
そして今に至るという訳なのだ。
「大丈夫かな・・・？」
傷は殆ど癒えた。そして彼女が起きるのを待っている間に、俺は考えた。
彼女は何者なのだ？
俺がモドリ玉を使った時人間なんざどこにも、
いなかったのだ。
居たのはブナハブラ、
奴らは遠くを飛んでいたから可能性は無い。
あとは・・・と考えた時一つの答えが出た。
「ラギア・・・クルス」
でもどうやって？その時
思いだした、モドリ玉の材料にはドキドキノコが使われている。
ドキドキノコとは何が、起こるか分からない、
かなりリスキーなキノコなのだが、その効能に
モンスターを人間にする効果があるのだそうだ。
「まさか・・・」
そう思ったその時に、
「うっ・・・ううん。」
彼女が
目覚めた。
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