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「お若いの。カミオマサルと言ったかな？ワシはこの妖精の村の長、大国主命じゃ。ﾎｪﾎｪ。」
おおくにぬしのみこと？
妖精の村？
いったい何を言ってるの？
「困惑するのも無理はない。お主は珠弥山から流れる賽の河からこの村に流れ着いたのじゃよ。ﾎｪﾎｪ。」
どこ？
何？
何…
「此処は黄龍の治める国、神羅。四聖獣が守りし南方の島じゃよ。ﾎｪﾎｪ。」
何だよそれ。
わからないよ。
僕はいったい…
「よく聞きなされお若いの。お主は『生まれ逝く山』と呼ばれる珠弥山より来た。あの山は、生と死の時に必ず通る山。其処から死んだ状態で来たのじゃよ。ヒルコとなって。ﾎｪﾎｪﾎｪ。」
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