宿りし力

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「初めましてにょ。ぼくはノームにょ。君の足になり、強さを与えるにょ。」   ノームは僕を抱き抱えた。 その時、ノームの声が響いた。   「君と一緒に遊びたかったにょ。僕が君の中に居るの忘れないでにょ。」   何だ? 身体がおかしい。   激しい痛みが僕を襲う。 下半身が熱い。   「ノームよ。その強さでしっかり大地を踏みしめるのじゃぞ。ホェホェ。」   何が何だかわからない。 ただ一つわかったのは、足が生えた。   「キャハ。次は私、シルフの番。」
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