異界へ

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なんだ? 頭の中から声がする… 喧嘩してるのか? 誰だ? 僕ゎ… そうだ。 神尾魔沙流だ。 何があった? わからない… わからない…… わからない……… しかし眠い。 まだ暗いから寝なきゃ…   明らかに二人の言い争いが遠退いて行く。 自分の身体がユラユラ揺れて進んでるのを感じながら魔沙流は深い眠りに落ちた………   ぅんーっ。 何処だ此処は? あれっ? 暗い。 あれっ? 動けない。 あれ?あれれっ?   どれくらいたったのだろう。 自分がおかしい。 目は開けてるはずなのに、身体は起きようとしてるはずなのに。 意識はあるのに、意識しかない感覚。   待てよ。 あの時何があった? 思い出せ。 焦るな… 思い出せ… 僕は………   その時、頭の中に声がした。
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