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記憶の糸を手繰ってみる。
少しずつ浮かんでくる。
頭が痛いよ。
何で?
そうだ!?
《最後迄見ましたね。》
その瞬間、僕の目の前は光で包まれた。
体中を痛みが走り、引きちぎられそうな感覚に襲われた。
「資格を持つ者。如何様になるか。」
頭に聞こえた声。
そうだ。
そう言われた。
でも、何なんだ?
ここは何処なんだ?
まともな考えができない。
何が起きているのか…
「他にはなかった?」
他?
「貴方が気付いた事とかないの?」
気付いた事…?
ある。
目覚めたら喧嘩してた。
「それは誰と誰?」
確か名前は…
ルシフェル…
ミカエル…
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