酒の席 ~橋本~

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橋本「・・・気づかなかった。」 一木「わしはいつでもおまんをみちゅうきのぉ。」 橋本「・・・ある意味変態だよな。」 一木「失敬じゃのぉ。わしはおまんのことが好きなだけじゃ。藤堂みたいに強引に嫁にもらおうとは思うちょらん。」 橋本「はぁ・・・。何でお前らはそんな冗談ばっかり言うんだよ。」 一木「藤堂はどうか知らんけんど、わしは本気じゃ。冗談なぞ言っちょらん。」 冗談でも、嘘でも、なんでも、俺と一緒にいて嫌がらないのは、俺にとってものすごく嬉しい。 憎まれ口をたたいても、馬鹿みたいなことをしている時間が好きな自分がいる。 永遠にこのときが続けばいいと思っている自分がいる。 そして、一木たちの言ってることはすべて嘘で、俺はいらないものなんじゃないかと思う自分がいる。
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