酒の席 ~橋本~

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まだ湿気が残る7月上旬。 暑くて、足を窓から出してのんびりしている。 川の流れる音が聞こえる。 今は陽が落ちて少したったくらいで9時30分ごろだ。 時間より早く来すぎてしまったかもしれない。 まぁ、静かだからいいか。 此処は江戸。 国を憂い、自ら行動しようとする武士たちが此処に集まり、江戸は混乱の中心になっている。 また、此処は確認されているだけでも、最も殺人が多くなっている。 今日はいつもの面子で酒を飲むだけだそうだ。 安くて、気軽なこの店はもうおなじみになった。 佐々木「お、はやすぎるぞ~、橋本」 橋本「暇だったんだよ、佐々木」 長尾「相変わらずだなぁ~?」 橋本「その間延びした話し方むかつく」
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