*Prologue*

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春の嵐が吹き荒び、薄紅の花弁が宙を舞った。 淡い色が通り過ぎその向こうには辺り一面の花畑が広がる。 温かな日差しの中、色とりどりの花が揺れていた。 そんな良く晴れた春のある日。 隣には幸せそうに微笑んで眠る 冷たい、キミの抜け殻。
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