11人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
*******************
チュンチュンと鳥の声が聞こえる。
粗末なベットに寝ていたバレンは、朝日を避けるように体を丸めた。
昨夜はマリーと話し込み、久々の手料理と酒に舌づつみを打ったため、体の疲れは取れている。
だが久々の休息、もう少し寝ていたい。
再びうとうとしだしたバレンに、誰かがそっと部屋に入ってきた。
つかつかと軽い足取りでベットのそばに近づく。
「………マリーか…?」
まだ心は夢の中といった風に、バレンが囁く。
最初のコメントを投稿しよう!