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?『でぇ?…バンビ君は上に行く事決めたんか?』
紫『…うん』
紫の部屋で、いつの間にか寝ていたらしい…俺は目を覚まして起き上がろうとしたけど…
紫以外の声に思わず起きれなくなった…
?『でぇ?…お優しい紫ちゃんは、大嫌いな上の世界について行ってやるんか?』
紫『…本当に…バンビが探したそうだったから…』
そう…俺が寝る前…
記憶を探したいと紫に言うと紫は…上の世界について行ってくれると行った…
(…紫は…上の世界が嫌いなんだ…)
紫『…なんでバンビが記憶無くしたのかなんてわからないけど…上の奴等に何かされたのには違いないっ…だってバンビはグループ組んでたんだろ?…仲間がいたのにっ』
?『紫!!?』
紫の声を遮るようにもう1人の彼は声をあらがえた…
?『紫…ここの奴等と上の奴等を一緒にしたらあかん…仲間がみんな…ここの奴等と同じだと思ったらあかんよ…』
紫『…功…』
功『…はあ…俺もついてっちゃるよ…ええな?』
紫『…俺はいいけど…ちゃんとバンビには挨拶しろよ?』
功『わーてるわ!…おら、はようお前も寝え…明日朝会議やろ?』
紫『…ん…』
彼…功さん…のその声を聞いた数秒後…
紫の寝息が聞こえた…
功『…起きとんのやろ?…バンビ君…』
架『っ…』
急に聞こえた声に俺は驚いたけどゆっくり俺は起き上がった…
功『初めまして…俺は大東功…紫の右腕みたいなもんや…よろしくな?』
架『あ…よろしくお願いします…』
ニッコリ笑って言ってくれる功さんに俺もそう返すと
功『あの話し聞いてたんなら、疑問があるやろ?』
架『…紫達は…俺の正体を知ってる?』
そう…あの会話の中に…俺はグループにいた…と紫が言ってた…だから…
功『ああ…正体は知っとる…ほれ、これが自分…ただ、なんであんな怪我して記憶喪失になったんかはわからんわ…』
功さんが渡してくれた紙には…
俺の名前とどう言う職業をして…家族などの名前もあった…
(赤羽架琉…職業…歌手…stormと言うグループの1人…)
その紙を見てるだけで俺は頭がズキズキした…
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