03

3/8

316人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
  功『…1つ言っとくけどな…』 ーダン!?ー 架『っ…』 功『紫…裏切ったら許さへんよ?…紫は1度ここにきた奴は誰でも受け入れる…信じてしまう…やから…バンビ君…お前も裏切ったら許さない…』 架『俺は!!…俺は紫を裏切らない……絶対…』 俺を壁に追い詰めて… 俺の横の壁を殴った功さんの目は冷たかった… そんな功さんに俺はすぐに口を開いた… 架『…唯一…俺が覚えてるのは…紫が俺を助けてくれた事…その事実だけ…それが凄く嬉しかった…それを覚えてる…そんな紫を…俺は裏切らないっ…思い出してもっ…絶対紫だけは裏切らないっ』 功『…はあ…悪かった……あんな事言って…』 俺の言葉を聞いた功さんはすぐに壁から手を離し俺から離れた… 功『お前の事は信じてやるわ…本当にすまんな?』 架『いいえ…功さんは紫が大事なだけですよね?』 俺がそう言うと功さんは罰の悪そうな顔をして… 部屋のドアに向かって歩きだし… 功『…俺の事は功でええは、[バンビ]…』 それだけ言って部屋を出て行った… 架『…バンビか…』 俺はそれだけ呟いて笑い… 紫の隣りに何故か行って…紫の隣りで寝た…   紫『さて、準備はいい?バンビ…』 架『うっ…うん…』 功『んな緊張せえへんでも…』 俺と紫…そして功は、どでかい扉の前にいる… 多分これが、上の世界に行く扉なんだろう… 俺は前を行く紫と功についていき… 紫からもらった鍵を扉の鍵にはめ込んだ…    
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

316人が本棚に入れています
本棚に追加