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ー冬雲Sー
冬『は…あ…』
架琉君が消えて数日…
数日で俺達の生活はいっぺんした…
架琉君がいなくなったり、ワイドショーや世間は大騒ぎ…架琉君の実家以外にも何故か俺達の実家まで、記者が押しかけてくる状態…
社長の出した結論は…
落ち着くまで、stormの活動休止…だった…
で、今俺は…メンバーの2人…成と雅魅を待ってた…
ずっと家に籠ってるのもあれだから、と変装して待ち合わせ場所で待ってるんだけど…
冬『…早すぎたかな…』
ボソリとそう言って…自分の腕時計を見た後…
近くに自販機を見つけて、そこに歩いて行こうとした瞬間…
ードン!?ー
?『いっ…』
冬『っ…』
?『バンビ!』
?『大丈夫かいな?』
俺が前をちゃんと見て無かったせいで、誰かにぶつかったみたいだった…
声からして3人…
?『すいませんっ…大丈夫ですか?』
冬『だっ…大丈夫っ…俺こそごめ…』
俺がぶつかった子が慌てて俺の所にきた…
その時…
ずれたサングラスから見えた顔に思わず固まった…
か…けるくっ…
?『っ…あ!あんたっ』
冬『わっ…ダメっ』
ぶつかった子をじっと見てると…関西弁の子が俺を見て声をあげようとしたから思わず止めた…
俺のサングラスがずれてて顔が見えてたみたい…
架琉君似の子と
凄く綺麗な子は俺を見てもキョトンとしてる…
俺を知らない?…
…なら、この子は…架琉君にただ似てるだけ?…
そう思った時…
『うそ?…あれstormの大城君じゃない?…』
『あ…あの子…赤羽君に似てない?…行方不明の…』
それを聞いた瞬間…
俺だけじゃなくて、あの子達も走ってた…
冬『え?』
驚いて3人を見ると
?『やっぱりあんたっstormの大城冬雲なんや!』
?『えっ…この人が?…資料に写真ねーからわかんなかった』
冬『えっ…資料?』
?『雑誌の事や!…こいつさっきから、ある奴に間違えまくられてて調べててん』
綺麗な子の資料が気になったけど関西弁の子にはぐらかされて、架琉君そっくりの子を指指してた…
確かに似てる…
…この子達は誰なんだろう…
俺は走りながらそう思った…
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