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成『っ…ん…』
『成っ…』
『大丈夫?』
成『リーダー…雅魅?…俺…』
目を開けると目の前にリーダーと雅魅がいた…
雅『スタッフさんに言われてさ、空き部屋で成が倒れてるって』
冬『ビックリした…呼んでもピクリともしないから…』
泣きそうな顔の雅魅…
いつもポケッとしてる人からは想像出来ないくらい真面目な顔をしてるリーダー…
成『俺…倒れてたんだ…』
雅『そ~だよ…なんであんな所にぃ』
成『…わからない…』
冬『わかんない?』
成『うん…なんで倒れたのか…覚えてなくて…』
俺はゆっくり体を起して頭を押さえた…
雅『倒れた拍子に頭うってるみたいだから、その時の衝撃で抜けたのかなぁ?』
成『…まあ、いいや…撮影は?…俺のせいで中止なんて…』
冬『それがね、まだ架琉君が来てないんだ…』
俺は撮影の事が気になってリーダーに聞いた…
だけどかえってきた答えに俺は驚いた…
成『え?…架琉さんまだ来てないの?』
雅『珍しいよね…きっちりしてる架琉ちゃんがさ…』
成『…そうですね…』
この時俺は少し…頭に引っ掛かったけど、すぐに勘違いだと思い…
来てない架琉さんの事だけ考えた…
それから数日後…
架琉さんの部屋から、手紙が出て来て…
俺達に疲れて、逃げ出した…と書いてある手紙だった…
架琉さんは、俺を…
俺達を裏切った…
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