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ー架琉Sー
?『目…覚めた?』
架『っ…え?…』
目を開けて最初に飛び込んできたのは…凄く美人な子…
綺麗な髪の…黒が目立つけど所々に紫の髪が入ってる…
架『…お…れ…』
?『ビックリした…あんな所で倒れてるから、…[上の奴等]に何かされた?』
架『…上の奴等?』
俺がそう言うと美人さんは驚いたように俺を見る…
?『あんた…自分でここに来たんじゃないの?』
架『…ここ?…』
?『…あ~と…あんた名前は?』
美人さんはため息を付きながら俺に言う…
名前…
名前?…
架『…わ、からない…』
?『はあ!?…あ、悪い大声だして…でも記憶喪失?……でもここまで来たんだから、こいつも…』
美人さんはブツブツ言いながら何か考えた後…
?『なあ、立てるか?』
架『え?…あ、はいっ』
俺はゆっくり立ち上がる…美人さんに支えられながら…
そして…部屋にあった窓まで歩き…美人さんは窓を開ける…
?『ここは、アンダーグラウンド…まあ、地下の町だ…』
架『…え?』
美人さんの言葉に俺は唖然とする…
だけど周りを見て…
もっと唖然とした…
周りは土壁に覆われていて…
?『記憶がないのは…あんたに何かあったんだろうけど…この町にたどり着いたって事はあんたも仲間だ…』
架『な、かま?』
ニッコリ笑って言う…美人さん…
そしてゆっくり手を差し出された…
?『俺は、一応ここのトップにたってる紫…よろしく…』
架『あ…よ、ろしくお願いします…』
俺は、何故かこの目の前にいる美人さん…紫に惹かれた…
差し出された手に対して俺も手を差し出して握手をした…
紫『名前ないのも不便だから、あんた今日から[バンビ]な』
架『ば、バンビ!?』
俺は明らかに変な名前に思わず驚くが…
紫『可愛いだろ?』
架『っ/…うん…』
紫の笑顔にはかなわなかった…
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