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架『…えっと…』
『バンビお兄ちゃんは何が出来るの?』
『火?…あ!水かなぁ』
俺の目の前にいるのは、子供達
みんな目を輝かせながら…俺を見てる…
それより…火やら水やら何を言ってるんだろ…
すると…
『あ!バンビお兄ちゃん何も覚えてないんだよね!だから力の事も知らないよ!』
『あ!そっかぁ!』
子供達はニコニコしながらスッと俺の目の前に手を出して…
手の平に火の玉を出した…
架『…』
俺が口をあんぐり開けてると…
紫『あ…ごめんバンビ…その事話して無かった…ほら、みんな!ちょっと俺バンビと話しあるから[功]と遊んで来て?』
『『はーい』』
部屋に入ってきたのは、袋に沢山の果物や野菜を詰め込んでる紫だった…
紫『さて…あれ見て驚いた?』
架『…うん』
紫『まあ…簡単に言えばここにいるみんな…あんな力が使えるんだよね…』
架『みんな?…』
紫『ここにいる奴等はみんな…上の奴等に化け物扱いされた人達…まあ、あんな事普通出来ないからさー…バンビもそうなのかなって…』
架『え?…俺も?』
紫の言葉に俺は首をかしげる…
紫『ここはね、特殊な構造で出来てんの…まあ、普通に上の奴等が来れないようにね…だけど、力を持ってる奴はこれるようになってる…偶然で上の奴に力を知られて追われる身になってもここに逃げれるように…』
架『じゃあ…ここにいる俺は…もしかしたら…』
紫『うん…力使えるかも知れないね…』
紫の言葉に俺は自分の手をじっと見た…
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