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「じゃ、珈琲飲みいこう。
桜子のおごりで・・・
仕方ないから、ブレンドと、ホットサンドダブルで許してやるよ。」
「はいはい、おごりますよ・・って、ホットサンドってもしかして、あのお店?まだあるんだ?」
「ああ、今でも時々行ってるんだ。
懐かしくてなんか居心地いいからね」
「バイト代でよくおごってもらったっけ。なつかしいなぁ・・
昔っからあのコーヒー好きだったよね、清瀬」
『井ノ頭ブレンド』
二人の声が重なり
そのまま笑い声に変わった。
清瀬の笑顔が昔のままでなんだかほっとしていた。
会えなかった時間の穴埋めとお互いの今を話し、驚くほど早く時間が過ぎていった。
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