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「ぐっすり眠れた?」 彼の手が髪をくしゃっと撫でる。 「ここ、座るよ」 清瀬がとなりに座り、足を組んだ。 「cafeかなんかで待ち合わせたほうがよくない? まだ、寒いのに… 桜子は、毎年のようにここで春迎えてるんじゃない? ひ・と・りで…」 そんな清瀬の言葉に、 ぷぅっとふくれて、答えた。 「ここが好きなの!! この場所が私専用オープンカフェ。 こんな美人な桜子様と、相席できることを光栄に思いたまえ」
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