君と歌いたかったんだ

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俺がそう言うと真は 「歌なんて皆好きな様に歌うよ」 と返した やっぱり不思議な女の子だった そして俺達はこの授業中ずっと二人で歌っていた 「きっと神様が僕達を巡り会わせてくれたんだね」 「なんだ?唐突に?」 「・・・僕はね、この世界には神様がいるって思ってるんだ・・・」 「・・・俺はそうゆうのは信じないな・・・いたとしたら神様は不公平だからな・・・」 俺がそう言うと真は首を振った 「神様はいるんだよ・・・ただ神様は意地悪なだけで・・・」 とても切なそうな顔で言った それからは俺達は無言で空を見ていた・・・
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