act.2

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教室に入ると別に友達でもなんでもないクラスメートの男が三人、俺に話しかけてきた 「おっおはよ志織」 「ん~おはよぉ~さん」 「何だよどうした朝から元気ねぇな。」 「ん~そうか?」 「そうだよ。まぁ、俺等には関係ねぇけどな」 「ならほっといてくれ」 そう笑いながら言って自分の席に座って机にうつ伏せになる そいつ等ももう俺の事は相手にせんでまた喋りだした 俺の近くで喋りよるもんやから聞きとうない話でも勝手に耳に入ってくる せやから俺はそいつ等の話をしてる内容を聞いてしもてまた機嫌を悪くした 「なぁなぁ香坂麗慈って知ってるか??」 「あぁ、確かあの生徒会副会長の・・?」 「そう!!あいつ何かムカつかねぇ!!?」 「あ~分かる分かる!!あの態度かなり俺等バカにしてるよな!!」 「偉そうな態度がマジ腹立つ・・・!!!」 なんやなんや・・・? あいつの悪口かいな やっぱあいつ等も俺と同じ気持ち持ってたんやなぁ。 それはそれで共感できて嬉しいわぁ ちょっと苛立ちが収まったわ けど、その後の会話で俺は言葉を失った 「でも、あいつ結構美形じゃね??俺ちょっとタイプなんだけど・・・」  
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