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「な・・・なんだよまた抱きついてっ・・・!!」
「だって嬉しかったんやもん☆★」
「・・・は?」
「俺の為に怒ってくれるなんて惷が初めてやったんやもん。俺嬉しくて嬉しくて・・・」
「志織・・・」
ほんまに嬉しくて
嬉しかった
惷と友達になってよかったわ
心からそう思える
「友達なんだ・・当たり前だろ?」
俺の頭をポンと叩きながら言うそのセリフは
今までかけられた事がなかった最高の言葉
「惷・・・・」
「あ、やっべ、もう次の授業が始まるじゃんっっ!!急がねぇとっっ!!」
急に時計を見るやいなや惷はベンチから立ち上がった
なんや
せっかくいいムードやのに(笑
一緒に行こうと誘われたけど、俺はその誘いを断った
今は授業受ける気にならへんわ
惷の背中を見送って俺はまたベンチに腰掛けて一息ついた
「はぁ~あ。」
まだムカムカする・・・
「せや、嫌な事があったら寝るのが一番やな♪」
ポンと手を打って俺は早速ベンチに寝転がって仮眠を取った
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