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なにはともあれサイコロを振らないと始まらないのでとにかくドンドン振ってみることにした
まず一投目
………一歩
次に二投目
………また一歩
次に三投目
………またまた一歩
流石に三回連続で一が出ると流石に苛立ちを覚えてしまう
そして四投目
…………
……………
流石に四回連続一ではなかったが
「二か………」
あまりに小さな目しか出ないサイコロにアリスは少し魔がさしサイコロをさりげなく蹴飛ばした
が、出た目は二
もう一回蹴飛ばす
また出た目は二
少しムキになったアリスはドンドン蹴っていった
ドンドン蹴っていってはたからみればそれはサッカーをしているようにも見えた
しかし何度蹴っても出る目は二
「何で ？」
いくらなんでもそんなに連続で同じ目が出る訳が無いはずなのにずっと二しか出ないサイコロに不思議に思ったアリス、すると
「当たり前だよインチキは駄目だよ」
どこからともなく声が聞こえてきた
「一回目が出たら歩かないと永久に同じ目しか出ないようになってるんだよ、イカサマ防止のためにね」
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