9人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちょっと、何をするんだよ」
アリスに耳を掴まれて慌てていた
「おお、本物だ」
アリスはウサギ耳で遊んでご満悦のようだったが子供にはだいぶこたえたようで
「もう勘弁してよ……」
ガーデンでのマナー違反を注意しに来ただけのはずなのに予想外の自体に疲れた子供は逃げるようにガーデンをあとにしようとしたが……
「まった、そういえば自己紹介がまだだったね」
アリスは楽しそうに自己紹介をした
「うんなるほど、では僕の名前は……」
「まって、私が当てるから」
子供が名前を言おうとした途中でアリスが止めに入って名前を当てると言い出してきた
「いや……名前は当てるものでは無いんだけど」
しかしそんな言葉には聞く耳を持たないようでアリスは真剣に考えていた
「よし、あなたは因幡ね」
アリスは自分で思い付いた名前を言う、当然そんな名前ではなかったがアリスはそれが正解といわんばかりに自信満々にしていた
「いや……だからさ」
「それじゃ因幡またね」
アリスは手を振って走って去って行った
「まあ……いっか」
とりあえずあだ名を付けてもらったと自分に言い聞かせる子供であった
最初のコメントを投稿しよう!