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「ロフト、仕事の依頼をしたいと云う方が…
……って、無茶苦茶厭そうな顔だね……;」
依頼者だと訊いた途端、ロフトはと云うと、顔を顰(しか)めていた。
其れはもう盛大に、露骨に。
「……、解った。通せ。
訊くだけ訊いてやる。」
はい、決まり文句が出ました。
「……;
ど…、どうぞお入り下さい。」
「うむ。お邪魔する。」
「!!」
入って来た人物を見て、ロフトは驚愕した。
ロフトの事務所が在る地区界隈の魔族の長、伯爵魔・ジェームズ=ハーロックだったからだ。
「(こいつぁ又…、面倒な輩に訪ねて来られたモンだな、畜生…。
厄介な依頼だったら断らなきゃな…。)」
ロフトの心境はジェームズにも伝わった。
「む、私の依頼は受けたく無いと云う顔だね。
私が魔族だからかね?」
「真逆(まさか)。オレは誰に対しても平等に、ぞんざいに対応して居る。」
「「((駄目だ此奴、早く何とかしないと;))」」
キッパリと言い切ったロフトに対して、頭を抱えるハロルドとジェームズであった。
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