依頼1:邂逅-シェリー=アンセス-

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――――――――――――――――――― ―――――――――――――――― ――――――――――――― ―――――――――― ――――――― ―――― ― 「ロフト、仕事の依頼をしたいと云う方が… ……って、無茶苦茶厭そうな顔だね……;」 依頼者だと訊いた途端、ロフトはと云うと、顔を顰(しか)めていた。 其れはもう盛大に、露骨に。 「……、解った。通せ。 訊くだけ訊いてやる。」 はい、決まり文句が出ました。 「……; ど…、どうぞお入り下さい。」 「うむ。お邪魔する。」 「!!」 入って来た人物を見て、ロフトは驚愕した。 ロフトの事務所が在る地区界隈の魔族の長、伯爵魔・ジェームズ=ハーロックだったからだ。 「(こいつぁ又…、面倒な輩に訪ねて来られたモンだな、畜生…。 厄介な依頼だったら断らなきゃな…。)」 ロフトの心境はジェームズにも伝わった。 「む、私の依頼は受けたく無いと云う顔だね。 私が魔族だからかね?」 「真逆(まさか)。オレは誰に対しても平等に、ぞんざいに対応して居る。」 「「((駄目だ此奴、早く何とかしないと;))」」 キッパリと言い切ったロフトに対して、頭を抱えるハロルドとジェームズであった。 →
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