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深夜こっそり荷造りを始めた…
泣きながら何度も顔を手で拭ったο
明日は火曜日
お母さんは多分仕事だからみつからないはず
…泣きながら気がついたら寝ていたο
夢をみた
なんだかわからなかったけど…明るくない暗い夢だった気がする…
翌日だれもいないのを確認してから想いが詰まった手紙を仏壇に隠して
いまのうちに駅まで車で送ってくれる友達に近くまできてくれるように連絡をとったο
ありったけの金をもって一週間分の服と薬と化粧品を詰め込んで
大きなバッグを背負ったο
玄関に向かって深呼吸
もう一度振り向いてもう戻りませんごめんなさいο最後までいいこにはなれなかったね
ありがとうございましたお母さんお父さん弟たち…
泣きそうになるのをこらえて玄関からでると―
―どこいくの?
上から声がしたο
お母さんだ!
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