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少年は息を引き取った魔物を背に歩き始める。
「くっそ……身の程も知らない雑魚怪鳥ばっか出てきやがって……こんな所でチンタラやってたらまたあの事件の二の舞だ」
俺はFANTASIAの神話については信じていた。
親父が七星剣の継承者だったからだ。
神話でなく……現実。
これは運命だったのかもな……
ふと我に帰るとその少年は長く伸びた赤髪をかき分ける。
鋭い眼光で前をしっかり見据え、重く小さく呟いた。
「俺が……解決させるんだ!」
決意を改めると少年は再び前へと足を進め始めた。
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