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その前方でもう一人の男が血相を変えながら走っていた。
そしてふと後ろを振り返り安堵した表情で走っていた足を緩めた。
「ここらへんで大丈夫か?なんであの赤髪…俺のことをつけ回すんだ?横山勇(よこやまゆう)だっけか?」
その男はキレイな青空を見ながら一息つきながら。
「ふう……まあおおよそ検討がつくがな…」
とその男は背中に背負っている剣を怪訝な目で見つめた。
「渡すわけにはいかねーんだよ…これは大事な金になる…」
男はその場に座り込む。
と同時に特徴である黒髪が垂れ下がる。
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