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今日もあのコがミヤビの部屋に来た。
ミヤビは女の子を快く迎えてお茶を入れ、自分の仕事の事を楽しそうに話している。
「昔から可愛い顔してるなって思ってたんだー😆貴女もっと自身持てば美人さんなんだよー?(笑)」
「わ、私なんか美人じゃないです……暗いし…。」
どうやら二人には過去からの何か繋がりがあるらしい…
女の子はぼぅっとした表情を浮かべて自身なさ気に弱々しく笑う。
と、言うよりも生きる事に無関心な為、外見の事などどーでも良いのだろう。
ただ自分の中身を探す事に夢中で、無意識にわざと自らミヤビの罠にハマろうとしているから、彼女は自身のない自分を、あくまでもミヤビの目に映る自分をミヤビ自身から読み取ってその姿を借りているだけに過ぎず……。
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