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龍「おぉ!!」
ザザザザザッ!!
地面を滑るように急停止しながら歓喜の声をあげる
ミリ「嘘………ホントに着いた」
巨人の村より大きな開けた場所を見て一瞬で核心するミリ
龍「何百年も前から誰も訪れず……もちろん書物にも記されてねぇ秘境中の秘境………………知識にある場所もバラバラだしなぁ…………………………よく着いたもんだ」
自分でも無事到着した事に驚いている龍一
ミリ「あれは、ドラゴン?………大きい」
ドラゴンの住家らしき開けた場所の最奥に見えるドラゴンの像を指差す
龍「ありゃナーガラージャだなぁ………しかしデカイ像だ…………何百メートルあんだよ」
ナーガラージャという像のモデルの名を口にした後に感心したような呆れたような口調で呟く
??「何用だ人間」
バサッバサッ!!
巨大な翼で巨大な体を浮かせている門番らしきドラゴンが、空から話し掛ける
ドシンッ!!!!
龍「うぇ……ぺっ!!……………口に土入った」
ドラゴンの荒々しい着地により舞い上がった土が、口に入って不快そうに吐き出す龍一
??「………何用だ人間」
龍一に冷たい視線を向けながら再び同じ質問を繰り返す
龍「竜王に会いてぇんだけど」
??「帰れ………竜王様は、貴様ら『人』には、会わん」
龍一の頼みを微塵の迷いも無く一瞬で断り一応だが、理由も付け加える
龍「予測通り……っと……………んじゃ許可無しで通る!!」
自分より数倍大きい相手に対して不敵に微笑みながら断言する
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