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龍「んじゃ堂々と真っすぐ進むぞミリ………離れんなよ?」
ミリを思いっ切り自分の近くに引き寄せ続けながら言う
ミリ「う……うん……わかった」
顔を真っ赤にして頷く
龍「さっそく第一陣のご到着だ」
バサッ!!!
結界が、半透明で見えにくいが、確かに竜の翼の音が、間近に聞こえる
龍「通常ドラゴンは、異なる属性のドラゴンとは、群れない………けど上位のドラゴンは、竜王という絶対的な存在とナーガラージャという信仰対象により例外的に群れるらしい」
結界の外に気を配りながらドラゴンに関する知識を話す龍一
ミリ「えっと………つまり………どういう事?」
龍一の言いたい事が、イマイチ理解できず簡略な説明を求める
龍「つまりコイツらは、竜王に統率された上位のドラゴン………チームワークもあるし実力も十分って事で…………………かなり厄介だ」
ゴォオオ!!!
眉間に皺を寄せドラゴン達の動きを見て核心したように厄介だと言い
その直後にドラゴン達の攻撃が、始まる
ガガガッ!!!
龍「………早くも5枚か…………こうなりゃリスク承知で」
結界が、ドラゴンの遠距離攻撃にて削り取られるのを見て呟く
パッ
龍「ミリ………予定変更だ………走るぞ」
グググッ
ミリから手を離し結界に手をかざし結界内部の面積を無理矢理に広げる
ミリ「…………また?」
少し不機嫌そうに言ってみる
龍「…………これで最後だ………今度どこでも好きな所に連れてくから最後まで付き合ってくれ」
ミリの表情を見て苦笑いしながら交換条件を提示する
ミリ「…………やった」
狙い通りの言葉を聞けて小さくガッツポーズをしながら呟く
龍「行くぞミリ!!」
ミリ「うん!!」
ダッ!!!
堅い地面を踏み鳴らし二人同時に駆け出す。
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