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「勝てよ」
『分かってる…それより…約束忘れないでよ!』
「ああ、好きなだけ飲ませてやるよ」
『o(^-^)o』
はるは、それを聞くと、真ん中のテーブルに赴いた。
『お待たせ』
「別に、待ってはいないよ」
寸止めの智は、よく通る高めの声で返答した。
「ま、座りなよ。君…強いんだってね。ボク、自信ないなあ」
『よく言うわね。そうやって、相手を油断させて勝ちをさらおうっていうの?寸止めの智…さん』
寸止めの智は少々、眉をピクピクさせた
「おや、ボクの2つ名を知ってるのかい…」
『そりゃ、有名ですからね』
はるは、一呼吸置いてさらに語りはじめた。
『半年前の戦いでも、さぞかし大儲けしたんでしょうね』
「………ああ、君、まさか、あの時の彼に関係ある人?」
『まあね、直接の関係は無いけれど。』
「彼、あれ以来見ないねぇ」
『どっかに逃げたんでしょ』
「そうなんだ」
はるは、眉間にシワを寄せて、さらに迫った。
『その時の金の出所、知っている?』
「さあねぇ…」
『アンタに金を払うのに…ヤミ金に手を出してたのよ』
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