落ちて行く鳥は螺旋を描く

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交易バトル 2ターン目 はる   :150両 寸止めの智:  0両 『行くわよ、次のターン…私は負けないからね』 「フフフ…」 『笑っていられるのも今の内だからね』 「イキがっていられるのも今の内だよ…」 言葉の応酬の中でも、2人はお互いにカードを提出した。 はるがリードを広げてくれればいい。この場にいる皆がそう願っている。 「カードセット、よろしいですね。では…オープン」 お互いのカードが開かれた。 はる:交易9‐寸止めの智:交易0 おおおっ…! 思わずそんな歓声が挙がる… 無理もない。これではるが大きくリードを広げるのだから。 『………』 だが、当のはる本人は怪訝そうな顔で寸止めの智を見つめる。 「なんだ、あんまり驚かないんだね。まあ、いいか。じゃあ…魔法カード、‐逆転の女神‐を発動、と」 逆転の女神…! 名前は聞いたことがあるが、実物を見るのは初めてだ。 交易バトルの決め手は、カードのヒキ、裏の裏を斯く発想力…そして、優れた魔法カード…。
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