神のつかい子
1/7
読書設定
目次
前へ
/
100ページ
次へ
神のつかい子
月が出ていたって、闇夜に違いはない。 暗闇に目を慣らす暇も、周りの景色を確かめる余裕もない。 猫に追われるネズミのように、しつこく逃げ回らなければ、殺される。 ずるり、と枯死した葉に足を滑らせ、気付いたときにはもう遅かった。 全身に、強い痺れが広がっていく。 孝太の視界の中では、淡い淡い陽炎が地面から立ち上って、やがて全ては闇に還った。
/
100ページ
最初のコメントを投稿しよう!
35人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
3(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!