『新たな仲間』

30/46
前へ
/247ページ
次へ
――――――――――――――― 『朱き翼』《瀬口夏火》 『遠距離武器』 <LEVEL 137 >      & 『朱き翼』《瀬口宇宙》 『遠距離武器』 <LEVEL 535 >      VS 『真倉双璧魔法高校遠距離武器担当教師』 《前橋庄司》 <LEVEL 841 > ――――――――――――――― あまりにも比較するのが馬鹿らしいほどレベルが違う。しかし俺のレベルは魔法で無いぶんレベルDの実力ぐらいはある。 「先生不公平じゃありませんか。あんたが勝っても負けても俺達は解散だ、これは不公平だ」 兄貴が唐突に言った。 まあ確かにそうだな。 「ふっ、何を言いますか、元々貴方たちが戦うからいけないのでしょうが」 「ほう、負けたときも考えて保険をかけるのか。卑怯極まりないな」 前橋教師の眉間に若干シワが寄る。いくら冷静な教師でも小馬鹿にされるのはしゃくに障るのだろう。 「ふっ、まあ良いでしょう、万が一負けるようなことがあれば見逃してあげましょう。万が一ですがね。」 万が一を強調する言い方だった。
/247ページ

最初のコメントを投稿しよう!

254人が本棚に入れています
本棚に追加