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俺が倒す。
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俺の体力は減る。
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保健室行き決定。
「このやろう! 俺っ」
噛んだ。しかも舌まで、ちょっとだけ痛かった。
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『朱き翼』《瀬口夏火》
【HP 1 】
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「噛んだだけで減るのか!?」
やべえ、うかうか喋ることも出来ない。まさか戦う前から絶望的な体力になるなんて誰が予想出来ただろう。本当なら瀕死みたいなもんだぞ。
しかし今はとやかく言っている暇は無い。ただでさえ化け物のようなレベルと相手をしているのだ、そろそろ仕掛けないと。
「兄貴! 最初は俺から行く」
兄貴に援護を任せ俺は前橋教師に近付いて行く。
遠距離武器は相手と一定の距離をとりながら戦うのがベストだ。接近戦ともなれば不利この上ない。だから接近戦に持ち込んだ方が良いだろう。
だが相手は長年遠距離武器を使い、生徒に教えて来た遠距離武器のスペシャリスト、この手の対応などいくらでも思い付くだろう。
だが、それは打破する。
俺の戦いで。
「覚悟しろよ前橋先生!」
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