『新たな仲間』

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――――――――――――――― 『朱き翼』《瀬口夏火》 【HP 1 】      VS 『真倉双璧魔法高校遠距離武器担当教師』 《前橋庄司》 【HP 5836 】 ――――――――――――――― 「なんだ……その力は」 「俺の特殊能力さ」 前橋教師の眉間にシワが寄る、どうやら兄貴の挑発よりも気に食わないらしい。この真倉双璧魔法高校で唯一のHクラス瀬口夏火にダメージを負わされたのだから無理はない。 「そんな奴……遠距離武器でそんな奴いない!」 「誰が遠距離武器を使った」 「!!……素手だと」 「違うな、これだよ」 俺は手を前に出した。力を加えると光始めた。前橋教師は理解できたようなので魔法を止める。 「!……魔法!?」 「そうさ、上級魔法さ」 前橋教師驚きを隠せないでいる。自分で禁止にしたんだもんな、使われたら驚くのは当然か。 「確かに遠距離武器を限定したはずだ! なぜ!」 俺達に教える側の教師が、まさか学年1バカな俺に質問するとは。世の中はどうなっているんだか。
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