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「前橋教師、貴方は根本的に間違っているんだ。」
俺は言う。
「俺には、魔法が効かないんですよ」
「!!?」
この台詞はこの学校への否定となる。魔法学校とは魔法を最強として、魔法こそ極めれば頂点になれるがモットーなのだ。
それを、たたがバカな魔高校生ごときに否定された。しかもよりによって学年最下位に。
この何百年と続いて来た魔法高校を、根本的に覆したのだ。
「とは言っても、全く効かない訳ではないんだが」
俺は頭をポリポリとかいた。
俺は確かに魔法が効かないまでとは行かないが、比較的弱めることは出来る。
微弱な魔法、教師魔法や毒ガスの魔法のように単体ではなく広範囲な魔法は打ち消すことが出来る。
普通の魔法も確かに弱めることも出来る。しかし自分自身を守っている無意識防魔(意識無しで出している防御魔法)自体も弱めてしまっているので結果的には変わり無い。しかしなんでこんなことになるかは俺にもわからない。
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