『新たな仲間』

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――――――――――――――― 『朱き翼』《瀬口宇宙》 『上級魔法』 <LEVEL 901 > ――――――――――――――― 「上級魔法でこのレベル、化け物か」 「前橋先生違いますよ」 「っ! なにがだ」 「人間です」 兄貴らしい答えを伝えたあと、兄貴は一瞬で前橋教師に近付き蹴りを加えた。 前橋教師も回避に専念したようだが、先程の右腕の痛みのせいだろう。思うように回避ができていない。 さらに光の速さで叩き付けられた蹴りは何倍にも威力が増していた。 「がっ!!」 兄貴は前宙の要領で回転し、着地はせずに両肩に両足を落とす。光魔法で加速していたため回転力は凄まじいものとなっていて、ただただ前橋教師は顔面を地面に叩き付けられた。 兄貴め着地できずに地面に倒れる。だがすぐに起き上がり地面に俯せている前橋教師に向かって呟いた。 「チェックメイトだな」 ――――――――――――――― 『真倉双璧魔法高校遠距離武器担当教師』 《前橋教師》 【HP 0 】 ―――――――――――――――
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