『新たな仲間』

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フィールドは徐々に小さくなって行き消えた。どうやら俺達の勝ちのようだ。 前橋教師は保健室には行かない。部隊長だからだろう。 部隊長が負けてしまうといくら戦力が残っていても負けてしまう。今の段階では部隊長は決められていなかったので助かった。 前橋教師は右腕の方を地面に付けないように半回転し、深い一つのため息をつく。 「ふっ生徒に負けるなんて不覚だ」 「いえ恥じることはありませんよ、相手が俺ですから」 「ふっ、約束は守ろう。楽しみにしてるぞ黄金龍を倒すときが来ることを」 「心にも無いお世辞はいらないな」 兄貴はこちらに帰って来た。ひとまずチェコ達のところに戻ることにした。 チェコは大分良くなっていた。上級魔法を使って回復させたのだろうか。背中の針は全てなくなっていて、表情も苦しそうな感じではない。 「ひとまず、保健室に行くぞ」 「そうだね、歩けるのチェコ」 「心配はご無用ですよエリュード様」 俺達はレイとカナルさんが待つ保健室に向かった。 ―――――――――――――――
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