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「はあ、はあ……疲れる……」
屋上についたが前橋教師の姿は見えないあるのは屋上からの風景のみ。
「まさかレイ!嘘をつきやがった!」
あいつ次あったら殴り飛ばしてやる。
「よかったね、前橋教師がいなくて」
振り向くとエリュードさんが立っていた。
「ごめん、ウチがレイに頼んだんだ」
「なんだ、そうだったのか」
くそ残念だ。男子の悪ふざけなら殴り飛ばしてやるが、女子だとなぁ。
「あのさ、夏火」
あれ、名前で呼ばれたのは始めてじゃないかな。と言うより馬鹿としか言われて無いんだよな。
「何だよ」
「あんたのことをさ…………と…………」
口元でゴニョゴニョ言っているのでなんて言ったか聞き取れ無かった。金魚が餌食ってるときみたいだぜ。
「なんて言った?」
「だから!」
エリュードさんは俺の近くまでやって来た。なんだ殴るのか、鳩尾だけは勘弁ねがいたいのだが。
「あんたの名前をナッカと呼んで良いかって言ったのよ!」
「えっ、あっ、うん」
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