無魔法の魔法使い

『新たな仲間Ⅱ』

「ひゃぁ、疲れたぜぇ」

俺は机に身体を突っ伏せる。昨日の戦いのせいで全身筋肉痛だ。もう戦闘なんてごめんだ。

しかしそれ相当の収穫はあった。問題児の３人だが仲間となってくれたのでこれほど心強いものはない。得に兄貴と同じレベルSのチェコは。

あとはヒカリも仲間になったことだし、ある程度の戦力は確保出来ただろう。

「おいみんな聞いてくれ」

教室のドアから入って来たのはレイだ。

「これで一応ある程度の戦力は確保出来た。そしてまた新しい仲間が出来た」

そうか……早いなおい！

「何人だ」

兄貴は外を見ている。こいつ聞いてねぇ。

「３人だが、元々俺の部隊に入る奴らが２人、ヒカリの友達が１人だ。じゃあ入って来てくれ」

おいおい、まだいつもの３人組は来てないしヒカリも用事で職員室だ。この状況で自己紹介とかやる意味無いだろ。

すると３人が入って来る。

「じゃあ右からな」

「ミーは堀井圭太郎（ほりいけいたろう）です。ドＭです、よろしく」

爽やかな笑顔でとんでもないこと言ってのけた。

どうやら早くも次の人。今度はなんかおとなしそうだ。