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「もう嫌だ」
あんな罰ゲームは洒落にならん。おかげさまで反省文を10枚書かされたし。
「結構遅かったですね」
「チェコのようないい子にはこの気持ちわかるまい」
あともう少しで逃げられたのに、あんなところに石を置いた奴は誰だ。
「ミーが思うにこのゲームだと2人しか出来ませんから、違うゲームにした方がいいんじゃないですか」
「……つまらない……な」
圭太郎と直久は床にねっころがっている。
「ならこれはどう?」
ミラは次に違うものを取り出した。
「王様ゲームだよ」
ほう、確かにこれなら全員が参加することが可能だな。
カード式の王様ゲームが始まった。
―――――――――――――――
-1回目-
「王様は俺だな」
1回目の王様は兄貴のようだ。
さてさて俺の番号は、3か。
「5番が3番に顔面パンチ」
どうしてだろう、汗が止まらない。いや問題は5番の人物だ。
「5番は誰だ」
「はいあたし」
「3番は誰だ」
今日が俺の命日になる可能性が……
俺は渋々手を挙げた。
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